読んだ本。(進行中ふくむ)

あー草臥れる。
読んだ本・読み途中・積読の数々を整理して、リフレッシュだ。


・オーパ! :開高 健 著, 高橋 昇 写真(集英社文庫)
・オーパ、オーパ!!〈アラスカ篇 カナダ・カリフォルニア篇〉:開高 健 著, 高橋 昇 写真 (集英社文庫)
・オーパ、オーパ!!〈モンゴル・中国篇・スリランカ篇〉:開高 健 著, 高橋 昇 写真 (集英社文庫)

 ただいまアラスカ編を読破中。
 20数年前に、友人宅でパラパラ見て…「何コレ面白い!」と
 ハマリまして。
 それ以来、ずっと探してました。

 ただし、新刊本は高くて買えません。ので、古本で探してたのです。
 先日の新橋SL広場での古本市で1冊100円で揃いました。やった~! 

 好みがオッサンみたい、という自覚はあります。
 手ぬぐいの柄でも浴衣の柄でも、踊りの練習着・ろうけつ染めの
 腰巻(カイン)の柄も、ジジイっぽい好みなんです。

 本の好みまで、最近とみに爺化してきた気がする。

 でも、面白いと思ったものがその時の面白いもの。
 いいんだ、それで。


・流れる:幸田 文 著 (新潮文庫)

 読み始めたら一気に読めてしまいます。そのくらい面白い。
 小説の形をとったルポタージュとして読む流儀。

 まず端正な文体と言葉がいい。
 硬質な味わいだが、けっして堅苦しいわけではない。
 陰湿さもない。

 芸者屋(置屋っていうのは関西圏での呼び名なんだって)という
 特殊な環境での女中奉公…下世話な話でも、主人公の賢さや
 芯の強さで乗り越えられてゆく。

 芸者屋の没落と主人公の出世が対照的だ。
 
 旧字遣いのオリジナルを読もうかな。


・おろしや国酔夢譚:井上 靖 著 (文春文庫)

 これもオーパ!と同時進行で目下読み進め中。
 大黒屋光太夫のリーダーシップがスゴイ!

 漂流ものが好きで(たぶん椎名誠の影響)、たまにこうして手に取る
 わけだけど、生き抜くことに貪欲な主人公の強さに惹かれて、単純に
 その部分を味わいたいんだろうな。

 人は無いものねだりをするものなのだ。


・ネコジャラシのポップコーン―畑と道端の博物誌 :盛口 満 著(木魂社)

 寝る間のゲッチョ先生、とても気持ちがぬくもるのです。
 と、同時に、面白すぎて寝る間を惜しんで読んでしまう。

 ネコジャラシという、身近過ぎて目に留まりにくい植物を「食べてみる」
 という切り口から、「作物は、どこから生まれたのか」「なぜ、人の手に
 よって飼いならすことが出来たのか」「食べることとは」「生きるとは」
 に派生していく。

 これもまた、ゲッチョ先生の「生きるチカラ」=「知りたい欲」の持つ
 強さなのだと。


・ドミトリーともきんす :高野 文子 著(中央公論新社)

 「るきさん」を立ち読みしたくらいにしか知らない作者の本だった。
 たまたま図書館で目に止まって借りた本だ。

 物故した自然科学者たちの研究や著書を紹介するスタイル
 なのは分かるけど、散漫ですな。

 誰かひとりで良かったんじゃないのかしら。


・消されたマンガ :赤田 祐一 著, ばるぼら 著(鉄人社)

 発表されたものの、その後世に出回らなかった漫画たちの
 裏事情が満載。
 手塚治虫にも間違いがあって、さくらももこも暴走してた事実が
 面白い。

 たかが漫画かもしれないけど、されど漫画。
 なぜ単行本に収録されなかったかの理由は千差万別だ。

 キャンディ・キャンディ事件も、発端から現状に至るまでの詳細が
 つぶさに書いてあって、勉強になりましたぜ。