映画『利休にたずねよ』を見に行ってきた。

2013/12/18 Wed 海老蔵主演の映画『利休にたずねよ』を観てきました。

…そもそも、映画って余り観ない。
映画館が苦手だから。

人気映画だと満席で、知らない人と隣りあわせで2時間以上暗闇に閉じ込められる。
最近はスピーカーも優秀で、耳をつんざく爆音並みの音響効果。
デジタル化のためか、映像も異常に眩しい。

もともと苦手な事だらけなんだもの。

PDを患って、『映画館で薬なしで1本映画を見きれたら、PD一旦卒業』という目標を立てて臨んだ今回。
ひとまず成功でした。


ところで今回以前、最後に見た映画は、確か『沈まぬ太陽』(渡辺謙主演)…2009年。
4年ぶりだな。
更にその前は、『もののけ姫』(スタジオジブリ)だった。1997年。むー、我ながら筋金入り。

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まず、行った事の無い映画館に行こうと思った。近所の映画館は古くて昭和の香りがプンプンしてて悪くないんだけど、ちょっとババチイ。
ウチからも最寄駅からも近くて、きれいな施設といえば品川プリンスシネマ。
行きましょう。

行ってみて驚いたのは、ちゃんとチケット売り場で座席を指定できること。
後方通路側、隣が空いてるところを、と言うと、探してくれる。
世の中、進歩してるのねえ。

それに、隣に誰か座っても気にならないくらいのシートの広さに2度ビックリ。
ちゃんと飲み物ホルダーも、ちょっとしたものを乗せるテーブルも付いてるし。
トイレも個室の数が多くて、全然並ばない。

すげぇな、最近の映画館。

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『利休にたずねよ』、原作をまず読んでいた。

作者はよくぞあの特異な世界を勉強したな、と感心したものだ。

幼児のころから13年間余り、裏千家に入門して師範一歩手前まで行ったエセ茶坊主の私だが、辞めて久しいので色々忘れてる事を思い出した。

解釈は流派によりけりだろうし、点前の作法も時代によって洗練と破壊を繰り返しているだろうから、一概には言えないんだが…茶碗を差し出す折の指の掛かり方とか茶杓の扱いは一部突っ込みたい場面があった。

親指が茶碗の内側に掛かりすぎているのも気になるし、茶杓を打つ場所も深すぎるような。
茶筌も、濃茶を練るにしては120本立てのような大きなのを使ってたけど、…あれは映像的な演出なのかな。

まぁそれにしても、いい道具を使ってる。
然るべき所から拝借してきたんでしょうなあ。
扱う俳優さんたちも緊張したことでしょう。

個人の見解だが、点前とは、性別や立場、はたまた時空さえも超えて、主人と客とが同じ空間に存在することを味わうものだと思っている。
道具立てや床は、その媒介に過ぎない。
ただ、『オモシロイモノ』が媒介するなら、それに越した事はないんだよね。

値段を付けようにも付けられないものは存在する。
そこに価値を強いてしまうと、もしかしたら悲劇が幕をあけてしまうのかも…

海老蔵さんの主演は熱演でした。
欲を言えば、利休のモノにだけではない女への絶倫具合ももっと描かれていたなら、更に泥臭くて面白かったかも。

私なら、利休に何をたずねるだろうか。

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どうでもいいけど、映画、高ぇよ。
1,000円なら見に行くけど、1,800円て。
これでまたしばらく見に行かないんだろうな~。

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